バロックヴァイオリンも弾くヴァイオリニスト、須賀麻里江の主催するクラシック講座「シンフォニア」の情報です。


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ライターの山浦です。

9月のリアル講座のレポートが準備できないままに10月のリアル講座の時期がやってきてしまいました、すみません!

トップ画像は、9月のリアル講座の準備の光景です。

麻里江さんと私の楽器も準備して、会員のみなさんにバイオリン合奏を楽しんでいただきました!

ご自身のバイオリンをお持ちいただいたのもあり、お部屋には10本以上の楽器があったようです!!なかなか壮観です。バイオリン、見るだけでもうきうきするのは私だけではないはず…!

初心者の皆さんでもキレイな音で演奏されていたのが印象的でした。(レポートは、別途またアップさせていただきます!)

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会場は再びのコンテハウスでした。広くて木のぬくもりが感じられる空間ですごくいいなぁ、といつも思っています。


さて、10月のリアル講座ですが、以下の通り【今週末の日曜】に開催を予定しております!


■10月のリアル講座の日程・会場

非会員で参加希望の方は、問い合わせよりご連絡いただくか、月額音楽講座「シンフォニア」よりお申込みください。


第9回講座タイトル:
「言語のふしぎ・音楽のふしぎ」


須賀麻里江よりご案内:
今回は、満を持しての言語学の講座です!言語学者・菅原彩加さんをお迎えいたします。
前半は、言語学のお話、後半で、言語と音楽の共通点はなんでしょう?といった内容でお話いただきます。
菅原さんのお話をお聞きできる機会は、とても貴重です。私もとても楽しみです!
カフェタイムあり♪

日時:
10/27(日)
14:00-16:00

場所:
Connecting The Dots SHIBUYA
貸し会議室(小)
住所…渋谷区神南1-20-7 川原ビル4階・6階
JR渋谷駅から徒歩4分 / 地下鉄半蔵門線6番出口から徒歩3分


(関連記事は本ブログ:sinfoniaの過去記事よりご確認いただけます)

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(ライター:山浦雅香)

7月もシンフォニアリアル講座を開催しました。

第7回目の今回は音楽ライターの白沢達生さん@t_shirasawa)を講師にお招きして「17-19世紀の歴史音楽」をテーマに、たっぷり2時間お話をいただきました!

当時の絵画を資料に

  • 当時のバイオリン楽器が貴族にとってどのようなものだったのか
  • ヨーロッパのどこからどこへ音楽の流行が伝播していったのか
  • 誰が作曲したどのような音楽があったのか(須賀さん演奏)

といったことを解説いただき、曲は実際に須賀さんが演奏しました。

時間と場所の移り変わりを追いかけ、バイオリンを用いた楽曲の流行や、バイオリンの演奏技法について理解できる豪華なレクチャーとなりました。

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▲左が白沢達生さん、右が須賀麻里江さん

お話の余韻にひたり、お二人の写真を撮り忘れたことに終了後の駅前で気づき、駅前で撮影になってしまいました。すみません(・・;)


音楽講座シンフォニアでは、ゲストのプロ奏者や主催の須賀さんの生演奏をはさみながら音楽に関連した知識をシェアしています。月額5,000円、会員限定の動画配信もあります(講義に出席できなくても後日視聴できます)

月額会員だけでなくビジター価格(3,000円)の設定もあります。ぜひ足をお運びいただければ幸いです。

●月額会員の申し込みはこちらから。シンフォニアのコンセプトなど詳細も公開されています。(須賀麻里江公式サイト)

私のSNSにも動画や写真をアップしているので、ぜひハッシュタグ #須賀麻里江シンフォニア からご覧になってみてください。

※基本的に生配信と後日の動画リンクをお送りします。リアル講座に参加できない場合にもこちらから講座の内容を視聴できます。資料のデータもメールにてお送りします。

■天使の奏でる中世フィドル、たどる歴史は「貴族の記録」

バイオリン好きな方ならよくご存じの?ヨーロッパ各地に古くからあった中世フィドル。こちらがバイオリンの原型だとする説があります。

初期のバイオリンについて調べる時の記録というと、絵画があります。ここで注目すべきは、初期のバイオリンを奏でているのが天使だということだそうです。


神様に捧げる大切な音楽を奏でるものとして、中世フィドル(バイオリン楽器)は使われていたといいます。


中世フィドルの演奏も、白沢さんの準備いただいた資料で再生いただきました。

後半に説明いただいたのですが、弓の形から、音の立ち上がりがあまり早くないのが特徴です。バイオリンのように、あごでしっかりはさむのではなく、肩に載せる形で演奏したそうです。

これがだんだん変化していき、形の変化だけでなく庶民が手に取る楽器となったことが、その後の記録でわかります。こうした記録もやはり絵画に記録されていて、描かれる媒体も教会の天井から油彩画のキャンバスへと変わっていきました。

庶民…とはいうものの、その後白沢さんがTweetで補足説明をしてくださっていました。以下のツリーでレクチャーの補講がチェックできます!(歓喜!)




■ヨーロッパの文化交流「フランスいけてる」「ドイツいけてる」「イタリアびみょう」!?

バイオリンはイタリアからヨーロッパの他の地域に広まっていきます。16世紀のフランスでは文化の交流が広くあったそうです。

しかし!そんな中でフランスではイタリアのバイオリン音楽を「いけてない」としたり、ドイツでは「自分は今注目されているバイオリン演奏とは一線を画すのだ」とする作曲者でバイオリニストのハイリッヒ・ビーバーが登場したり、地域ごとの主張が強かったようです。


ルイ14世が亡くなると、フランスがイタリア人のバイオリン音楽に傾倒していったといいます。きっかけとなったのは1653年生まれのコレッリで、イタリアバイオリン音楽のキーパーソン。

コレッリの亡くなったのが1713年で、世紀の変わり目とあって彼の作品を「17世紀を総括する古典的音楽」として表現できたのも普及のポイントになったとか…作品をどう見せるか、ということは、今も中世も、流行を左右する重要なポイントだったんですね。

■練習曲まで美しい…須賀さんのバロックバイオリン演奏
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神にささげる音楽を奏でていたり、弾けることは宮廷人のとして当然できるべきこととされたりと、何かと高尚な存在とされるバイオリンですが、どこでも弾けることや曲芸的なことにも向いているのはバイオリン音楽につながるフィドルの特性で、そういう点では高尚なもの扱いではないバイオリンの在り方もあった…という白沢さんの言葉が胸に残りました。

貴族のたしなみとしてバイオリン音楽に対する需要も高まります。今でも練習曲として残っているクロイツェルの練習曲は、今回レクチャーの中で須賀さんの演奏で参加の皆さんにお楽しみいただきました。


これ以外にも何曲も演奏してくれました(須賀さんもお疲れさまでした…!)

個人的にはハインリヒ・ビーバーのパッサカリア(少し長いけど…と須賀さんが説明入れてから演奏)、聴いているとなんだか、じん、とします。バイオリン一つがつむぎだす音に、本当に生まれてから死ぬまでの人の歩みのような、壮大な風景が見えるようです。理由はわからないけど、励まされるような心地がしました。

「高尚」という表現で距離をとってしまうのは惜しいけれど、やはり凡人にはまねできない、知識と技術を備えた音楽家の演奏にはハッとさせられるものがあるんだなあ、と、何度も思わされるレクチャーでした。


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今回もお茶タイムを設けました。メロンパンは会員さんが有名店で手に入れてくださったという差し入れです、感謝いたします!

奥に見えるのはイタリアの食品。須賀さんの演奏旅行先のお土産です。



●月額会員の申し込みはこちらから。シンフォニアのコンセプトなど詳細も公開されています。(須賀麻里江公式サイト)

●第一回講座のレポートはこちら(外部のブログが開きます)
月額音楽講座「シンフォニア」1月に参加しました!【バイオリン】

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(ライター:山浦雅香)

6月も、毎月恒例の、シンフォニアリアル講座を開催しました。

第6回目の今回は歴史料理家の遠藤雅司さんをお招きし「バッハスイーツ!~バッハの生涯と食~」をテーマに、参加者の皆さまに「音食紀行」の世界を体験していただきました。

遠藤さんが全国各地で主催されている「音食紀行」は、世界各国の歴史料理を再現するプロジェクトです。⾳楽と料理を通じて、「時代旅⾏世界旅⾏」の時間を提供しています。

※遠藤さんの最新イベントの情報は公式サイトまたはTwitter@onshokukikouでチェックできます!

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▲左がバイオリニストの須賀麻里江さん、右が「音食紀行」主催の遠藤雅司さん

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当日は会場で遠藤さんの著書の販売もありました!

ちなみに、今回の会場は赤坂見附駅から徒歩数分の東京農村ビル5階。小っちゃい建物に見えて開放感のある空間でびっくり。

当日は梅雨時とあり曇り空、だったのですが、ガラス張りケースの中のレタスを生育するスペースがあり(屋外に見えて実は屋内)、こちらの照明のおかげか?まるで自然の太陽光を浴びているような感覚です。


こんな素敵な空間で、音楽好きが月一で集まって、くつろぎながら知識も深まってしまうのがシンフォニアのリアル講座です。

今回も、須賀さんの幼馴染の私山浦が、当日の様子をレポートします!

おいしそうな写真がたくさんなので、空腹時は何か食べ物を用意してから読んだ方がいいかも!?笑


音楽講座シンフォニアでは、ゲストのプロ奏者や主催の須賀さんの生演奏をはさみながら音楽に関連した知識をシェアしています。月額5,000円、会員限定の動画配信もあります(講義に出席できなくても後日視聴できます)

●会員の申し込みはこちらから。シンフォニアのコンセプトなど詳細も公開されています。(須賀麻里江公式サイト)

私のSNSにも動画や写真をアップしているので、ぜひハッシュタグ #須賀麻里江シンフォニア からご覧になってみてください。

※基本的に生配信と後日の動画リンクをお送りします。リアル講座に参加できない場合にもこちらから講座の内容を視聴できます。資料のデータもメールにてお送りします。

■18世紀、水の代わりに人々はワインを飲んでいた!

今回のテーマはバッハ。バッハはご存じ、18世紀のドイツで活躍した音楽家です。

当時の飲み物…ということで駆けつけ一杯がこちら。

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なんでしょう…?

そう、今はやりの(ってちょっと遅い!?)フレーバーウォーターです。

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ミネラルウォーターに、複数のフルーツと、ミントの葉、シナモンスティックを入れてあります。(最後、残ったフルーツは、出演者と私でいただいて帰りました…笑)

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なぜフレーバーウォーター?と思う方もいるでしょう…

人々が当時、飲んでいたから?

実は、そうではないんです。

むしろ、当時、そのまま飲めるお水は貴重なものだったと言います。

衛生状態の悪い生活環境で、飲料水の代わりに重宝されていたのが実は「ワイン」。一般市民は、労働後の食事にワインを飲んでいました。

ただし、ここに入っている果物は、バッハが生きていた当時にちなんだもの。

「りんご」「いちご」は当時のドイツの名産だったそうです。その後、いちごは新しい品種にとってかわられ、現在は当時と同じものは手に入らなくなっています。


■1716年ハレ(ザーレ)での晩さん会から”レモンの皮の砂糖漬け”

今回の題材は1716年「ハレ」での食事のメニューです。ハレ(ザーレ)はドイツのライプツィヒの西側に位置する都市で、当時バッハは31歳。

ここにいたるまでのバッハの仕事の変遷や、当時の生活の常識なども交えて、料理のメニューを一つ一つ解説いただきます。


ただ知識としての歴史をなぞる解説ではなく、音楽家の歩んだ道が点と点を結ぶように聞けること、そしてその時々の当人の判断や感想らしきものを聞けるのも、須賀さんのリアル講座の面白いところです。

彼らは昔の人だけど、生き方や考え方は、今に通じるものがあるんだな…と感じられて、毎回得るものがある、いやむしろ元気になるような気がしてきます。

今回は出てこないんですが、お料理はこんな風に再現していくそうです。

今回のリアル講座では、メニューの一部である『レモンの皮の砂糖漬け』を遠藤さんに調理いただき、皆さんでいただきました。

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砂糖はたっぷり200g…!レモンは4つ。これは当時かなりのぜいたく品。

18世紀のドイツでは、レモンは遠路はるばる輸入しなければならず、とても貴重なものだったので、これをたくさん食べられるというのは富の象徴でもあったそうです。

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できあがるとこんな形になるのですが…

実は結構時間がかかります(笑)

この煮込む間、遠藤さんのお話し、須賀さんのお話しと演奏で完成を待ちます。

音楽家について、さまざまな角度から考えてきたお二人の話にはやっぱりどうしたって味わいがあり、会場の皆さんも思わず笑ったり、うなずいたり。

参加いただく会員の皆さんも、いろいろ思いついた感想を口にしながら、一緒の時間を楽しく過ごしていただけたかなと思います。

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■台所の鍋の横で、バッハ

須賀麻里江さんのリアルイベントのいいところは、文字通り「音楽がみぢか」に感じられるところ。

最近流行ってるらしいからタピオカ飲んだんだけど、とか、この間大学生と話していたら自分の常識が通じなかった、みたいな感じで、こんな時聴いてみてほしい曲があるんですよ、と気軽に須賀さんがバイオリンを構えて演奏をしてくれる。


今回は「レモンを煮る間に、こんな曲どう?」といって1曲、「まだ煮えてないね」と言ってもう1曲。




こうして「演奏」という形で音楽を身近に引き寄せながら、須賀さんは毎回、これまで長い時間かかわってきたからこそ見える音楽のいろんな側面をシェアしてくれます。こうした知識は、すぐには自分の人生にはリンクしないかもしれないけど、思いもよらないところで人を豊かにしてくれたり、悲しい出来事から立ち直らせてくれたりするのだと、私は考えています。

ちなみに今回披露してくれた楽曲のうちの1曲は、都合で来場できなかった会員の方のための演奏でした!

画面の向こうでリアルタイムで視聴いただいていたようですが、イベント後日に配布するリンクからYouTubeにアクセスいただければ、何度でも視聴可能です!




●会員の申し込みはこちらから。シンフォニアのコンセプトなど詳細も公開されています。(須賀麻里江公式サイト)

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月額音楽講座「シンフォニア」1月に参加しました!【バイオリン】

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